こんばんは。
奈良北西部、
おだやかな夜を迎えています。
この特別展に出かけてきました。
場所は、
こうべゆかりの美術館。
六甲アイランドで、
この地図の右下にあります。
外観はこれ・・・
海を埋め立てた人工島の中にあります。
花森安治が描いた『暮らしの手帖』の表紙と、
この雑誌の代表的な記事・企画が、
時系列で展示されており、
花森安治の世界に関心を抱いて訪れた人たちが、
彼の問いかけと、
対話を重ねているように思いました。
広告を掲載せず、
読者を獲得してゆくというスタイル、
当時は画期的だったと思います。
スポンサ-を得れば、
その業界に関する批判的な記事は、
書けなくなるのですから・・
戦争のない、
ひとりひとりの暮らしが
豊かな社会を願う
彼等の雑誌に、
そうそうたる論者達が、
健筆を振るいました。
ただ・・
花森安治・大橋鎭子の要求するレベルは、
ものすごかったのではないでしょうか?
ノ-ベル物理学賞をとった方が、
『暮らしの手帖』に一文を書くときは、
いつもヘトヘトになっていたそうです。
『暮らしの手帖』の表紙、
神戸の匂いが、
いたるところにあふれていると思います。
この感覚は・・・
神戸で暮らしたことがある人なら、
言葉で説明しなくても、
わかって貰えると思っています。
なんとなくやけど・・・
ピンときますもん。 (笑)
『骨太な軟派』
私が彼に対して抱いているイメ-ジです。
しなやかに、
したたかに、
あっけらかんとして、
明るく世の中に問いかける。
彼のように
『骨太な軟派』になって
生きたいな・・・・
勝手に私淑して
そう思ってますねん! (笑)
せっかく来たので、
『暮らしの手帖』1世紀1号の表紙を使った 5mm 方眼のノ-ト
『暮らしの手帖』1953年1世紀19号を使った 一筆箋
おまけに、
花森の作品を使ったパンフをもらって、
彼の作品の意外な一面も楽しめました。
遊び心、
満載ですやん・・・・(笑)
花森ワ-ルドを堪能して・・・
今日は楽しい一日でした。
みなさん
おやすみなさい。