bdshirt 自分用の索引

奈良県在住。日々のログとして書くことにします。

「私の古典」、この2冊を読み直すことから4月を始めることにしました。

こんばんは。

 

奈良北西部、おだやかな夜を迎えています。

 

午前中出社し、

 

午後はWork from home で過ごしました。

 

今日から新年度、

 

「私の古典」である、この2冊を再読し、

 

心をフォーマットすることから始めることにしました。

 

 

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まず、

 

鶴見俊輔 『思い出袋』 岩波新書 1234

 

抜きん出た知性と独特の感性、

 

研ぎ澄まされた文章、

 

読むたびに、新しい!!!があり、

 

何度読み返してもあきません。

 

勝手に私淑して、

 

「私の古典」として愛読しています。

 

 

はてなブログにも 

 

彼の「小さい新聞」という文章から

 

題材を得て書いたことがあります。

 

 

ある主題に対する取り組み方について、

 

貴重な視点を提供してくれました。

 

 

「自分用の索引」というブログ名も

 

この本の中の目次から閃いて、

 

使っています。

 

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「記憶を編みなおす」という文章の最後で、

 

彼はこう記しています。

 

自分に使いやすい索引を、くりかえしあらためて編むことを心

 

がける。

 

『思い出袋』 鶴見俊輔 岩波新書 p64 

 

 

 

 

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私なりに、

 

自分の「孵卵器」 として、

 

こんなスクラップノ-トを作って、

 

索引を練り直す作業を続けています。

 

 

例えば

3月27日の神戸新聞で目に留まった記事

 

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学生時代、

 

一般教養で「神戸の自然災害」という講義を受けたこともあり、

 

それとシンクロしたのでしょうね。

 

だって、

 

もう神戸に地震は起こってほしくないですからね。・・・

 

 

 

 

ホンマ・・・・

 

老人新2年生の自己満足ですが・・・(笑)

 

 

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もう一冊は、

 

『文章の書き方』 辰濃和男 岩波新書 328

 

私が大切にしているフレ-ズです。

 

 しかし、とくに考えてみたいのは「文は心である」ということです。

 

正確にものごとを見る訓練をおろそかにしている人が、はたして正確な

 

文章を書くことができるでしょうか。大自然と遊ぶたのしさを知らない人

 

が、人の心をとらえる自然の描写をすることができるでしょうか。

 

品性のいやしさが顔に現れている人が、品格のある文章を書くことができ

 

るでしょうか。いらいらせかせかの気分のまま机に向かって、読む人の心

 

にしみる落ち着いた文章を書くことができるでしょうか。ひとりよがりな

 

ことばかりいっている人が、目配りのきいた、均衡のとれた文章を書くこ

 

とができるでしょうか。表面はごまかせるかもわかりません。しかし、

 

心のゆがみは、その人の文章のどこかに現れます。

 

 ですから、文章の修行をするということは机の前に座ったときに始まる

 

わけではないのです。いい文章を書くことと、日常の暮らしの心のありよ

 

うとは深いつながりがあります。その人の文章のありようと、その人の生

 

きる営みとは切り離せません。(以下略)

 

 

 

  私の日々の指針になりました。

 

 

 

キーボ-ドに向かっている間に、

 

頭がフォ-マットされて、

 

これからの日々で

 

読みたい著者の名前が浮かんで来ました。

 

鶴見俊輔 辰濃和男橋本治 内田樹 森鴎外 加藤陽子 丸山真男

 

中島敦 養老孟司 平川克美 A・J・クローニン 高橋和巳 

 

中谷宇吉郎 寺田寅彦 朝永振一郎 司馬遼太郎・・

 

読破したい妄想が駆け巡ります。(笑)

 

 

しかし、現実は

 

残された時間とのせめぎ合い・・・

 

do one thing at a time

 

大学受験の時使った『和文英訳の修行』 佐々木高政

 

例文集を500覚えましたが、すっかり忘れてしまい、

 

この例文だけが頭に残っています。

 

 

焦らず、

 

私淑する作家達と

 

心の対話を楽しみながら

 

日々暮らせばいいですよね。

 

 

 

今年で67、

 

老人1年生から2年生になった男の独り言でした。(笑)

 

 

では・・・・

 

楽しい金曜日をお迎えください。