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奈良県在住。日々のログとして書くことにします。

ブログを書き続けて、考え抜きましょう!

おはようございます。

 

奈良北西部、おだやかな朝を迎えています。

 

今日も在宅で仕事をします。

 

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以前、「こんな小さな新聞があったんですね。

 

という記事を書きました。


2016年5月22日です。

 

鶴見俊輔 『思い出袋』 岩波新書 1234 の中の

 

小さい新聞 を読んだのがきっかけです。

 

当時書いたものを書き直してみました。

 

 

 

 

太平洋戦争が始まった時、

 

ハーバート大の学生だった人が、

 

日米交換船で日本に帰国、

 

海軍軍属となり、

 

昭和18年バタヴィア(現ジャカルタ)の海軍武官府で、

 

小さな新聞を作っていました。

 

 

太平洋の前線で大本営発表を鵜呑みにしては、

 

まともな作戦など立案できない。

 

「敵の読んでいる新聞と同じものつくれ」

 

と命令されたのです。

 

事実を正しく伝えない大本営発表

 

役にたたなかったのでしょうね。

 

彼は、連合国側の短波放送を聞き、

 

陸軍から届く大量の傍受記録等も勘案して

 

要点をまとめ、

 

南西方面艦隊等の司令長官と参謀達だけが読む

 

4~5ページで限定5部程の、

 

手作り新聞を作っていたそうです。

 

 

その人は鶴見俊輔 

 

「べ平連」を結成し

 

戦後の思想界に影響を与えた哲学者です。

 

私が注目したのは

 

前線の指揮官たちが大本営発表を鵜呑みにせず、

 

自分の体験と敵国の発表する情報をもとに

 

現状を正確に判断し行動しようとした事です。

 

 

当時の状況は

 

今の日本の似ていると思います。

 

為政者たちは

 

正しい情報を国民に開示し、

 

丁寧に説明しているでしょうか?

 

彼らの目標実現のために、

 

情報操作が行われていると思います。

 

否定はしません。

 

彼らなりの社会正義があるでしょう。

 

 情報を受け取る私たちが、

 

メッセージを取捨選択しなけれいけません。

 

 

「成長社会」から「定常社会」に移行し、

 

高齢者と若年層の「世代間対立」は

 

「格差のさらなる拡大」

 

によって一層激しくなるでしょう。

 

 今までの価値観・成功体験は通用しない社会が来ています。

 

課題先進国日本で、

 

自分の置かれている状況を正しく認識し、

 

価値観の違う他者の意見を受け入れ、

 

共通認識を積み重ねてゆくという習慣を、

 

身に付けた人々が増えれば、

 

セレンディピテイが生まれるかもしれません。

 

 

今日から、日本は未体験ゾーンに入りました。

 

情報に流されず、

 

自分の頭で考え抜いて

 

私は日々過ごすことにします。

 

老人一年生の独り言でした。

 

みなさん、

 

楽しい火曜日をお過ごしください!