こんばんは。
奈良北西部は嵐のような春一番吹きました。
定期購読している季刊誌の春版が届きました。
奈良にもいくつかタウン誌・フリーペーパーが発刊されていて、
この”やまとびと”は 橿原・桜井といった地域の記事が充実しています。
今回のやまとびと特集 大和桜井見て歩ル記
めぐる万葉歌碑(春編)
桜井から三輪・巻向にかけて春にちなんだ万葉歌碑を紙面で紹介しています。
その中から6pに掲載されている歌をご紹介します。
大和八木付近にある大和三山にちなんだものです。
香具山は 畝傍ををしと
耳梨と 相争ひき
神代より かくにあるらし
古へも 然(しか)にあれこそ
うつせみも 妻を 争ふらしき
歌の解釈は「大和三山の香具山・畝傍山・耳成山は、古い伝承による
と、一人の女性を二人の男性が妻争いをしたという。こうしたことは神
代の頃もあったらしい。人の世の遠い昔もそうだったのだろうか、
だからこそ今の世でも男たちは妻を取り合って争うことらしい」。
作者は天智天皇。諸説あるようだけれど額田王をめぐって弟の天武天皇
と三角関係になったといわれている・・・と聞けば(下世話なようだけれど
も)自ずとこの和歌の味わいも深まるというものだ。
”やまとびと” vol.84 p6
額田王・・話題に事欠きませんね。 (笑)
お水取りが終われば、奈良にも春が訪れます。
のどかな大和路を楽しみながら、万葉びとの心に想いを馳せたいですね。
では、みなさん。
楽しい3月をお過ごしください。