梅雨も明けて、夏の日差しになりました。
今、この町のスターといえば、『雪丸』でしょう。
さて、この『雪丸』、飛鳥時代の生まれで、聖徳太子に可愛がられ
人間の言葉を理解し、生存中に出会った達磨大師を慕い、大師のお墓の
丑虎(北東)に葬られたという逸話の持ち主です。
飼い主が偉大な方なら、愛犬もすごい!・・・
日本史上、ペットとして名前を残した先駆犬ですね。
聖徳太子も日本史上、愛犬家第一号かも・・・・・。
王寺町が公式マスコットキャラクターに認定し、町の広報大使として活躍しています。
仕事が早く終わり、時間ができたので『雪丸』像のある達磨寺まで『雪丸』ロードを
歩いてきました。
『雪丸ロード』にはこんなフラッグが目印としてかかっています。
これが達磨寺です。
このお寺の片隅に
雪丸の像が安置されています。
まさか、町の広報大使になるとは思っていませんでした。
王寺いろは手帖 | nara ebooks
が作られています。
大阪のベッドタウンとして成長した町ですが、のんびり歩くことを楽しむ
こともできますね。
聖徳太子が葬られた大阪太子町まで(太子道)を歩いてみるのもいいと思います。
亀井勝一郎は、『大和古寺風物誌』 新潮文庫 昭和28年 の中で
つぎのように記しています。
十七条憲法は治世のための律法でもなく、単なる道徳訓でもない。
それらの意味をふくめてはいるが、むしろ太子自身の率直な祈りの言葉な
のである。(中略)
一に曰く、和(やわらぎ)を以て貴しと為し、忤(さか)ふこと無きを宗(む
ね)と為せ。(以下略) P13
世界のあちこちで、肩を怒らせ、眉を吊り上げ、勇ましい言葉を口にする人が増えてき
ました。
こんな時こそ、静かに、静かな言葉で、世の中の出来事を考えてゆきたいなと思い
ます。
和(やわらぎ)の心を忘れないようにして・・・・・・。
では、楽しい夜をお過ごしください!。