こんばんは。
奈良北西部、
寝苦しい夜になりました。
図書館でこの本を借りてました。
読みたかったのは、
「光子の裁判」という作品です。
内容は、
量子力学的粒子の不思議な振る舞いを
どのように合理的に理解させるか、
犯人の名前は・・・波乃光子
光の本質に迫る名前ですね。(笑)
朝永振一郎が、
このようなしゃれた作品を書くことに惹かれて、
何年かに一度読んで、
頭の中をリセットさせています。(笑)
もう一冊借りました。
『不思議の国のトムキンス』
主人公トムキンスが、
夢の中で
容易に観察出来る不思議な世界に入り込んで
色々と思いがけない出来事を体験するというお話です。
物理学者 G・ガモフが書きました。
著者ガモフにはこんな思い出があります。
高3の物理の最初の授業で、
先生がこう話し出しました。
「君たちは、
国立大文系志望で、
物理を選択する人はすくないやろなあ。
できたら、
僕の授業中に、
こっそり
他の科目の内職をしたいと思てるやろ~~。
そやけど、
それだけはやったらあかん・・・・
止めといて・・・
授業中、
眠たなったら、
寝てもかまへん。
そやけど、
内職だけはせんといて・・・。
約束してや・・・。
そのかわり、君らを退屈させませんで~~」
1年間、物理の授業は
落語家のような先生のおかげで
ニタニタ笑いながら授業を受けました。
噺のネタ本は・・・
ガモフ全集、
著名な物理学者の意外なエピソードを
面白おかしく、
授業の中で、話してくれました。
おかげさまで、
諸氏の作品も抵抗なく読めるようになりました。
今から48年前の
高校生活の一コマです。
書いているうちに
雨が激しくなってきました。
明日は晴れてくれますように・・・・・
みなさん、
おやすみなさい。