七夕が近づいてきました。
本棚を眺めていたら映画『夜のピクニック』のパンフが目に入りました。
映画化された時すぐ観ました。
第2回 本屋大賞に輝いた作品です。
全校生徒1000人で、24時間かけて80キロを歩く伝統行事「歩行祭」
この「歩行祭」を舞台に 秘密と勘違いが引き起こす幸福感に溢れる青春映画です。
では、どんなお話しなのでしょう?
1年に1度の伝統行事「歩行祭」。80Kmを24時間かけて歩き続けるのです。
全校生徒は、夜でも目立つよう全員が白のジャージに身を包み、打ち明け話をしたり、
意中の人に想いを告白したりして、思い思いに一夜を過ごすのです。
今年で最後の「歩行祭」を迎える主人公貴子(多部未華子)は、密かに賭けをしよう
と思っていました。
その賭けとは・・・・・・・・・・・
≪クラスメート融に話しかける事。≫
そんな簡単なことが出来ない秘密が二人にはあるのです。
それは・・・・
貴子と融は、同じ父親をもつ血のつながった兄弟なのです。
この秘密をクラスメートは知らず、貴子が融を好きと友達は勘違いをしているのです。
こんな想いを胸に秘め貴子の「歩行祭」が始まります。
融も貴子を意識していました。
友達の忍は「彼女の事好きじゃないのか? 今夜告白しろ」とけしかけます。
融はこう仏頂面で答えます。
「向こうは俺の事嫌いだと思う。」
海岸沿いの道、夕焼けの溶ける畦道、星の輝く夜の道を、それぞれの友人と歩きながら
貴子は融を融は貴子を目で追いながら、今までの自分達のお互いに対しての複雑な
気持ちを振り返っていました。
日付が変わります。
「告白タイム」の刻限がまじかに迫ってきます。
こんなときに邪魔が入ります。
彼氏のいない亮子が、融に告白するいらしい。・・・
貴子と融の親友たちは
貴子と融をくっつけようと躍起になって応援を繰り広げます。・・・
残り20km・・・
足は棒になり、疲労が増します。・・・
ふと、弱気が頭をよぎります。・・・
「あきらめてしまおうか・・・」
「あきらめたらダメ!」親友の美和子が貴子を勇気づけます。
ゴールが目前に迫ってきました。・・
貴子の賭けと願いは?
かなうのでしょうか?
★結末は、≪ないしょ≫です。
★書くと興ざめでしょ。・・・・ ^^)
デビューしたての多部未華子・貫地谷しほり・柄本佑・池谷壮亮が初々しい。
楽しくて、ミステリアスな青春映画でした。
私は、満たされた気持ちで席を立つことが出来ました。
みんなで夜歩く。
ただそれだけなのに、
どうしてこんなに特別なんだろう。
この映画を観ていたら高校時代を思い出してしまいました。
みなさんにも甘酸っぱい思い出があると思います。
そんなとき、かけがえのない友情に出会たとしたら・・・
とても大切な思い出になりますね。
このお話しは、茨城県の文武両道で有名な水戸第一高校の伝統行事がモデルです。。
わたしの友人の妹が水戸第一高校のOGでこのイベントを3年間体験していました。
「どうやったん?」って聞いたら
「楽しかったですよ。」って答えが返ってきました。
うらやましい~~
おやすみなさい。・・・・・・・
ステキな朝をお迎えください!