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奈良県在住。日々のログとして書くことにします。

『見守る』ということ。

春のシーズンが終わり、各チーム、秋のリーグ戦に向け練習に励んでいると思います。

 

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K.G.FIGHTERS 2016 7月 カレンダーより

 

素晴らしいコーチに恵まれたチームもあれば、自分達で創意工夫を重ねるチーム

 

もありますね。

 

わたしは、コーチをされる方々は勇気があるなあと思います。

 

現役選手の成長の手助けをするのは素晴らしいことなのですが・・・・

 

名選手が名コーチとは限らず、自分の体験・信念を押し付けて現役選手の成長

 

を妨げるケースがあるからです。

 

もちろん、コーチのみなさんも悩み続けておられると思います。

 

コーチングのポイントは何だろう?

 

 この問いに対するステキな私見を見つけたのでご紹介したいと思います。

 

コーチにとって、戦術を考えたり教えたりするのは、それほど難しいこと

 

ではない。基礎技術をきちんと身に付けさせることの方がずっと高い能力

 

を必要とする。さらに、フットボールに取り組む姿勢を高めることこそ

 

もっとも重要な仕事なのだろう。しかし、それは教えればできるように

 

なるものではない。選手の中にあるフットボールへの情熱の炎をどう守り

 

、強めていくか。その命題こそ、コーチは本当の力量を問われることにな

 

る。

 

 偶然にあるいは運命的に選手の胸の内に宿った火は、思ったように燃え

 

上がらず、さまざまな試練によって弱まることすらある。コーチは必至に

 

団扇で仰いだり、薪を加えようとする。しかし、この炎は、結局のところ

 

選手の心の内からしか強められない。

 

 わたしたちにできる事は、「見守ること」に尽きるのかもしれない。

 

愛情をもって注意深く見守ること。自分は見られている。自分に関心を

 

持っている人がいる。さらには自分の成長を期待している人がいる。

 

そのことが、弱弱しい炎をほんの少しずつ強めていくことに大きな

 

役割を果たすのだ。

 

          K.G.FIGHTERS コーチ 小野宏

 

 

             2011年 FIGHTERS 栄光への軌跡 より

 

 

 

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彼が指摘するように、上質な視線で見られているという意識が、やる気、意欲、希望

 

を生み出すのだ思います。

 

著者の小野さんは、東京の都立戸山高校でQB、関西学院では1・2回生でCB・

 

RB 3・4回生はQBとして活躍、卒業後、朝日新聞に入社、その後、関西学院

 

職員として母校に戻り、オフェンスのコーチとして活躍・関西のフットボールファン

 

にはお馴染みのコーチでした。

 

現在は、コーチを退かれ、デイレクターとしてチームの運営にかかわっておられます。

 

 

 

 

 

スポーツ観戦も人さまざま。

 

いろいろな楽しみ方があるでしょう。・・・

 

こんなコーチもいるんだなと知っていただければと思います。

 

では・・・・

 

おやすみなさい。・・・