図書館で目に留まりました。
『現代語訳で読む日本の憲法』
柴田元幸「英文学翻訳家」が訳し、憲法学者の木村草太が法律用語を監修
2015年8月5日 株式会社アルクから出版されています。
私の心をひきつけたのは以下の点です。
1946年11月3日、日本国憲法が公布されましたが、同じ日に「英文官報号外」
(日本の憲法)が掲載されました。
GHQ草案の英文を踏まえながら、出来上がった日本国憲法の英文版として日本側
が作成した文書だそうです。
当時、この作業にかかわった人々がどんな思いでいたか興味深いですね。
新しい時代を感じた人、押しつけと感じた人。
さまざまだったでしょう。・・・
これを読めば英語版を承認したGHQの新憲法に対する基本的な視点が確認できる
のではないかと考えました。
にアクセスしてもらえれば見ることができます。
文明国同士が交戦し、戦勝国が敗戦国に
『戦勝国が敗戦国に戦勝国からみて望ましい憲法の改正を要求する。』
このポイントを太平洋戦争を指導した人々がどこまで認識していたのか?
私は皆無だったのではないかと思います。
民主主義と法治主義は当たり前と思っていました。
しかし、最近強く感じることは、民主主義や法治主義を好ましく思っていない日本人
が以外に多くいると感じることです。
川島武宜が 岩波新書A43 1967年 『日本人の法意識』の中で、日本人の前近代的な法意識を指摘していましたが、いまだにその意識の延長戦上だと感じています。
生活者の視点で、憲法を考える。
「個人」と「公」の健全な緊張関係の中で自分の『常識』を育てる。
為政者たちが???なことをしたら意見を述べましょう。・・・
堅い話になりました。・・・
寛容で思いやりの満ち溢れた日本人になりたいですね。・・・
では楽しい連休をお過ごしください。・・・