お盆も終わって平常モードに戻りました。
毎日、最寄り駅まで歩くことを心がけていますが、毎日新聞 2016年7月29日
大阪夕刊 に面白い記事が掲載されていました。
阪急阪神HDの健康支援サービス2000人のモニターを対象に無料サービスを開始。
1年後の本格導入を目指し、料金・サービス内容を検証するというもの。
内容はこのようなものです。
1日に5000歩以上歩けばポイントがたまる。
5000歩で5ポイント。
1000歩増えるごとに1ポイント加算、1日の上限は10000歩の10ポイント
阪急阪神グループの「Sポイント」としてたまる。
1日最大10円分のポイントがたまり、阪急阪神HDの百貨店・スーパーの買い物
に使うことが出来る。
サービス利用者向けに健康食の取扱店舗での飲食等の優遇措置も検討。
自社の鉄道沿線の住民の健康増進を支援し、買い物や来客の動機アップで
『歩いて両得』をもくろむというものです。
NTTデータが開発したスマートフォン用の健康アプリを活用し、利用者には
毎日の歩数記録・健康診断の結果・食事の履歴・運動履歴等をグラフ等で確認
できる。
阪急阪神という人気鉄道会社でも「少子高齢化」による沿線住民の減少
に対する危機感が背景にあると思います。
大阪も完全に地方都市の一つになってしまいました。(私見ですが・・)
2020年代以降、高級住宅地を走る阪急沿線でも人口減少が予想され、沿線住民
の健康増進・鉄道等の商業施設の利用確保は在阪私鉄の緊急課題です。
人口流入が止まらない首都圏の皆さんには実感がないかもしれませんね。
でも、それが地方の現実です。
モニターを対象としてサービスを始め、1年後の本格導入というタイムテーブル。
本格実施時、どのようなサービスとして登場するか?
阪急・阪神の今回のサービスを京阪・南海・近鉄の他社がどのように
受け止め、対応策を打ち出して来るのか?
興味深々です。
では、楽しい夜をお過ごしください。