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奈良県在住。日々のログとして書くことにします。

加藤陽子の歴史書、多くの方に読んでいただきたいですね!

こんにちは。

 

奈良北西部、

 

昨日から雨が降り続いています。

 

町・街歩きも気分がのらないので、

 

 

日本学術会議の問題で、

 

注目を浴びている

 

この人の本を読んでいます。

 

 

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加藤陽子 『戦争の日本近現代史講談社 講談社現代新書 1599

 

この本について著者が書いたシラバスをご紹介します。

 

 基本的には、明治維新から太平洋戦争までの時期を対象として、

 

近代日本と戦争について、私の考えてきたことを述べますが、この本

 

(講義)では、研究書を水割りしたような概説ではありません。近い過去

 

を分析対象とする近代史では、対象をどのような視角でとらえるかが、

 

とても大切です。よって、本書では、日清戦争からあとは、十年ごとに

 

戦争をしていた観のある近代日本を歴史的に考えるために、戦争にいたる

 

課程で、為政者や国民が世界情勢と日本の関係をどのようにとらえ、

 

どのような道筋で戦争を受け止めていったのか、その論理の変遷を

 

追ってみるというアプローチをとります。

 

加藤陽子 『戦争の日本近現代史講談社 講談社現代新書 1599よ

 

p8より

 

 

 

 

彼女の著書を読むようになってから、

 

歴史を立体的・複眼的に捉えるようになりました。(笑)

 

  

加藤陽子の歴史に対する「視角」と

 

 

 

あなたのいう「民主主義」とは何か、愚民観の「観」とは何を

 

指すのか。というように問い返すと、大抵は明確に定義を下すこと

 

なしに自分の思いこみを対象に投影していることがわかります。

 

定義を下すとは同時に自己限定をすることです。私はこうゆう意味

 

でコトバを使っているので、別の意味で用いれば、またちがった

 

帰結がでてくることを認めますよと、という留保です。

 

そうした限定と留保なしに、銘々まるごとの「情念」をぶつけあって

 

いる不毛な論争が、何と五月蠅なしていることでしょう。

 

 

丸山真男 『「文明論の概略」を読む』上 岩波新書 325

 

p13~14

 

 丸山真男の上記の指摘を心に止めて、

 

歴史・社会を観るように心がけるようになりました。

 

 

 

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  なぜ、日本人が「戦争」をえらんだのか・・

 

加藤陽子の歴史世界、

 

堪能してください!

 

 

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 歴史のタ-ニングポイントで

 

日本が犯した過ちを

 

見事にえぐり出しています。

 

 

 

  

私は良識ある学者だと評価しているので、

 

日本学術会議について

 

日本政府の行いに失望しました。

 

 

 

 

他者に不寛容で、

 

ひとよがりな、

 

了見の狭い為政者たちばかりで

 

いいのでしょうか?

 

あかんと思いますよ。

 

 

 

 

堅苦しい話題になりました。

 

では・・・

 

楽しい休日をお過ごしください!