今日の奈良北西部はおだやかな陽ざしの一日になっています。
午前中、図書館に出かけてきました。
何冊か本を借りましたが、そのうちの一冊がこの本です。
今、笑いながら読んでます。
『上方落語 こばなし絵本』 講談社 2009年 採話 もりたはじめ
みなさんは落語お好きですか?
私は大好きです。
学問の神様である天満の天神さんのすこし北側に、上方落語の常設小屋
”天満天神繁盛亭”があります。
小屋から出て着る人達の笑顔を見ると「落語はええなあ~」と思います。
この本からこばなしをひとつ・・・・・・
けったいな人々 その1 前掲書 P5~10
『金づち借り』
けちんぼう。というのも度が過ぎますと、
なにひとつ、出すということがいややそうで。
「これ、定七(さだひち) おとなりへ行ってな、
金づち借りてきなはれ。
この柱へ、くぎを打ちますのや」
「旦(だん)さん、行ってきました。
貸してくれまへんでした」
「なんでや?」
「木のくぎ打つんか、鉄のくぎ打つんか? と
聞かれたんで、鉄のくぎ打ちますゆうたら、
鉄の金づちで鉄のくぎ打ったら、金づちが減るから貸せん、
と、こない言われました。」
「どこまで、けちんぼうや、となりのヤツは。
もうええ、あんなケチに借りんでもよろしい。」
「ほな、どうしまひょ?」
「うちのを、出して使え」
自分とこにあるんかい!
ところで・・・・
丁稚さんはたいてい定七(さだひち)という名前ですね。
なんででしょう?
では・・・・
楽しい休日をお過ごしください。