奈良北西部はおだやかな陽ざしの一日でした。
JR五位堂から万葉まほろば線に乗って畝傍駅で下車し、八木町を歩いてきました。
八木町は、古代難波の津から飛鳥を結んでいた竹内街道が大和に入って長尾から藤原
京に向かう「横大路」と飛鳥から平城京に向かって伸びていた「下ツ道」が交差
する場所に位置しており、中世には町が形成されていたそうです。
江戸時代に入ると「伊勢街道」や「初瀬街道」「中街道(下ツ道)」が交わる場所として
まずは接待場跡(せんたいば)へ・・・・・
江戸時代「おかげ参り」が流行し、大和、伊勢で最大の宿場町と大和八木が賑わい
接待連中が組織され「接待場」で湯茶・食事の接待や宿屋の世話をしたそうです。
八木札の辻交流館へ・・・・・・
18世紀後半から19世紀前半に建てられた旅籠だそうです。
「横大路」と「下ツ道」の詳しい説明が書かれています。
芭蕉も立ち寄ったようで、このような句碑があります。
この八木札の辻交流館から東西南北200m辺りこのような有形文化財の家と
町並みが残されています。
札ノ辻交流館から南に300m下ると、以前ご紹介したJR畝傍駅があります。
天皇家の畝傍御陵参拝のために明治23年につくられ、現在の駅舎は昭和15年
のもので貴賓室も備えた駅で一般公開もされました。
この駅から橿原神宮まで歩くこともできますよ。
小一時間というところでしょうか・・・・
橿原神宮は南西二十丁だそうです。
古い町並みの中に、こんな洋館も残っています。
旧六十八銀行の八木支店として昭和3年にできたそうです。
この辺りに現存する最古の鉄筋コンクリート造りの建物の一つです。
今はレストランとして利用されています。
「天香久山」
「畝傍山」
「耳成山」
大和三山は一日で踏破できますよ。
私は昨年達成しました。
以前ご紹介した「だんご庄」
とても美味しいですよ。
ぜひご賞味ください。
神武天皇にまつわるものでしょうね。
後ろは遣隋使か遣唐使をたたえたものでしょうか。・・・
飛鳥・桜井・山の辺の道を訪れた帰りに途中下車して歩いてみてください。
30分もあれば一回りできますよ。
では楽しい月曜日をお迎えください。・・・