今日は
中級 ここからが本番だ!!
はてなブログを使いこなすための応用チャレンジを集めたぞ
の中で「ブログでお気に入りの本を紹介する」にチャレンジします。
選んだ本は、諏訪邦夫著 『パソコンをどう使うか』活字から電子メディアへ
1995年 中公新書1237です。
MS-DOSからwindows95 へ移行する時期にパソコンを始めた皆さんには
お馴染みの書だと思います。
著者は麻酔が専門の医師で、パソコン業界の方ではありません。
いわば部外者の方が、PCについて本を出す。
20年前、私も興味深々で読みました。
この本の素晴らしい点
この本の素晴らしい点は、「パソコンをどう使うか」に絞っている点です。
それも「パソコンにしかできない事」に重点が置かれていることです。
「パソコンは書斎であり、オフィースである。しかし有効に使うには訓練と年季もいる」という著者の指摘は、MSーDOSからWINDOWS10まで経験してみると、的を
えた指摘であること納得できます。
「情報の規格と互換性の維持」
この指摘を素直に受け入れて本当に良かったと思います。
この点は後で改めて書きます。
「ノートPCこそ最初のパソコン」
20年前はラップトップを薦める記事はあまりなかったと思います。
デスクトップの記事が主流でノートはセカンドマシンの位置付けでした。
B型人間の私は、著者の指摘を読んで迷わずダイナブックを購入しました。
いつのまにかノートPCが体の一部?になっています。
「ブラインドタッチ・FEPを鍛える」
パソコンを書斎にする・オフィースにする視点に立てば、文書を書く・計算をする
ために、ブラインドタッチの習得は必須要件になる。
それに加えてFEP(日本語辞書)使いやすくしてゆくことが大切という指摘は反論の余地がありませんでした。
この指摘は20年たった今でもその意義を失っていません。
「エディターの使用」
当時は一太郎の全盛期でした。エディターの使用を推奨する記事は皆無だったと思います。そんな中で「エディター」の使用を知った事はラッキーでした。
私は、一太郎からエディターに切り替え現在に至っています。
「情報の規格と互換性の維持とテキストデータ」
この指摘は最高のプレゼントだったと思います。
エディターで作ったデータをテキストファイルで保存する。
このルールを守ったおかげで、どんなOSをお使いの方とも、データのやり取りで困った事がありません。
困った事といえば、ワードや一太郎といったワープロソフトの使い方はほとんど
知らないことです。きれいな文書にする仕事は他の方に任せています。
「使う意志と使わない意志」
パソコンはいろいろなことができます。使えば楽しいこともわかります。
しかし、この著者は「パソコンにしかできない事」にPCを使えという主張です。
パソコン(電子データ)の長所
保存が容易・検索が容易・出し入れ簡単。
分類不要・ハードディスクに放り込むだけ。
その他
著者はパソコンについて硬派な指摘をされてきましたが、マルチメディアの側面を否定しておられるわけではありません。念のため・・・・
最後に
この本で教えてもらった智慧を20年使ってきました。
とても有意義な時間だったと思います。
皆さんのPCに関するメソードを聴きたいと思っています。
では、この辺で・・・