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奈良県在住。日々のログとして書くことにします。

壮大な交流の歴史が小さな孤島に残されていました。

おはようございます。

 

立春、奈良北西部、雲の切れ間から日が差し込み始めています。

 

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知人の絵画展に出かけた帰り、図書館に立ち寄って借りました。

 

 

『神坐す 沖ノ島 海の正倉院 』 藤原信也 小学館 2017年4月

 

玄界灘の真ん中に位置する孤島の中に8万点にも及ぶ宝物がありました。

 

祭祀に使われた銅鏡、鉄剣、翡翠の勾玉、純金製の指輪 

 

ササン朝ペルシャのカットグラス碗片、滑石ネックレス

 

古代、東アジアの交流のありさまがこれらの宝物から想像できますね。

 

 

古代の貴重な資源”鉄”を求めて、海を渡り朝鮮半島を目指した人たちがいた。

 

朝鮮半島の政治状況の必要性から”倭”とむすびついた人々がいた。

 

いろいろなレベルの交流があったと思います。

 

想像すると”ワクワク”しますね。

 

 

最近、他国、他者への”不寛容”が広がり始めています。

 

残念なことだと思います。

 

日本人は他国の人たちに傲慢な態度で接していないでしょうか?

 

”寛容”という言葉を忘れないようにしたいと思います。

 

では、楽しい立春をお過ごしください。