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奈良県在住。日々のログとして書くことにします。

多縁社会とはどんな社会なんでしょうね。

2月5日 奈良北西部は雨の一日になりました。

 

溜まった雑用を片づけながら、法人税法の理論暗記(受験校で税法の条文を試験用

 

に)コンパクトにまとめたもの)と図書館で借りた本を読み一日を過ごしました。

 

税法の理論暗記はこんな本。

 

受験校はO校とT校が2大勢力。

 

私はT校の教材を使っています。

 

税法は 「一読難解 2読不可解 3読誤解 」というジョークがありますが

 

租税法のリーガルマインドがどうすれば体得できるか?

 

試行錯誤の日々です。

 

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図書館で借りてきた本はこれです。

 

『多縁社会』自分で選んだ縁で生きてゆく 篠原聡子 空間研究所

 

アサツー ディ・ケイ 東洋経新報社 2015年8月30日発行

 

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無縁社会」と首都圏と一部大都市圏以外で社会の過疎化が進んでいるこの

 

時期に『縁』というコンセプトで地方を創りだしてゆくことは『楽しい』と

 

思うのです。

 

本書の内容は以下のとおりです。

 

第1章 すぐそこにある「無縁」のリスク

 

第2章 親族ネットワークの新しいあり方

 

 1 家族の再編

 2 姉妹が積層する「横型多世帯」

 3 近居から2・5世帯住宅へ

 4 親族ネットワークの可能性

 

第3章 進化する住まいのシェア

 

 1 シェアハウスという現象

 2 「共同生活の練習」としてのシェアハウス

 3 0歳から89歳まで、47人の「他人」が暮らすコレクティブハウス

 4 地縁の代替としてのコレクティブハウス

 

第4章 家のコミュニティ化 コミュニティの家化

 

 1 シニアとコミュニティ

 2 子育て問題をコミュニティで解決する

 3 「老後の安心」をシェアで再生したコミュニティの挑戦

 4 コミュニティは人を幸せにするのか?

 

第5章 家の一部を開いて、地域につながる

 

 1 住まいを「開く」試み

   2  地域の記憶のプラットフォーム

   3  家に「サロン」を開いた大阪人

   4  「住まいを待ちに開く」ということ

 

第6章   もう1つの「ジモト」をつくる

 

 1  2地域居住とは

 2 2つの人生を生きる、贅沢な選択

 3 「こどものため」に自然豊かな「ジモト」をつくる

 4 年間40万円で手に入れるもう1つの「ジモト」

 5 2地域に住むというチャレンジ

 

最終総括 「無縁社会」へのしなやかな対応策としての住まい方

 

 家という器を越える縁

 場所のリソースを探す

 プライベートな公共空間

 自然を選ぶ。コミュニティを選ぶ 縁を選ぶ

 

読んでいて考えさせられることがたくさんありました。

 

このような試みを実際に行っている人が私の知人におられます。

 

 

 

既存の地域社会のつながりが崩壊しかかっているいま、町内会 老人会 PTA

 

などの既存にネットワークはその社会的使命を終えようとしてると思います。

 

成長から定常・成熟に日本の社会が向かい始めている今、新しい『縁』をキーワードにした『参加』

 

と『共生』の仕組みを創る試みがとても大切なことではないかと思っています。

 

『ブログ』も『縁』のひとつかもしれませんね。・・・

 

『参加』『共生』『寛容』『慈しみ』に溢れた地方や地域社会が生まれること

 

を願っています。

 

では・・・

 

楽しい月曜日をお迎えください。