大和八木にある得意先に出かけ、商談を済ませた後、古い町並みが残る今井町
を歩いてきました。
今井町は一向宗の布教拠点として天文年間に誕生し、濠と土居で囲んだ
環濠をもつ寺内町でした。
本願寺が信長に降伏したのちは、商工業都市に性格を変え、「海の堺 陸の今井」と
呼ばれるようになります。
江戸時代に入ると「大和の金は今井に七分」と言われるほどに繫栄し、幕府に権利を許
され自治都市として歴史を刻みます。
明治維新により、富豪が消滅し、鉄道の開通等で町の賑わいは駅周辺に移り、このよう
なときの流れが、町並みを保存するには良かったようです。
現在、東西600m 南北310m 1500棟の建物の内、500棟の伝統的建物があり、
国の重要文化財が9 県の指定文化財3 市指定文化財が5となっています。
八木西口から少し歩き、飛鳥川を渡ると、今井町の北西の端に出ます。
橋を渡ると巨木が目に入ってきます。樹齢は420年と書かれていました。
マップに出ている山尾家のある筋の町並みです。
南都銀行の畝傍支店も町並みに配慮し町家の外観になっています。
山尾家です。
.16世紀中頃「新堂家」の屋号で、肥料・木綿・のちに両替商もいとなんだとありま
す。
18世紀中頃に建てられたと書かれていました。
住宅の詳しい説明は、橿原市のHP
http://www.city.kashihara.nara.jp/kankou/own_imai/kankou/imaichou/
に記されていますので、ご覧ください。
旧上田家
肥料・精米・絞油業を営んでいたようですね。
このような町並みはなかなか残っていませんね。
長屋もありますよ。
お地蔵さまでしょうか?・・・
静かに時間が流れてゆきます。
重要文化財の今西家はこれです。
素晴らしい町家です。
これは本物を見て実感していただきたいなと思います。・・・
まだまだご紹介したい町家がありますが、また機会があればということで・・・・・。
華甍の辺りに来た辺りで夕暮れが近づいてきました。
夕暮れ時の今井町は風情があって心が安らぎます。
1時間ほどでしたが、心がリセットされました。
機会があれば、訪れてください。
では、楽しい週末をお過ごしください!